離れた人を感じ取るということ

 今回はオンライン相談(特別版)にも通ずる、離れていてもその人の身体を感じることが出来る…!? という…怪しい話をしたいと思います(;’∀’)。

 事のいきさつを過去にさかのぼってご説明したいと思います…。
 

 話せば長くなるのですが…2012年頃でしょうか…。交通事故後の患者さまで、施術しようにも触れないほど痛い、という方がおいでになりました。どうすることもできないので…どうしようか困ってしまいました。
 施術ベッドで横になっている患者さまの頭側に座っていたのですが、ベッドに肘をついて、両手は患者さまの目の上からおでこのあたりの空中に手を置いたまましばし悩んでいたのでした。すると、患者さまが「あれ、触っていないのに目の辺りに何か感じて、暖かくなってきました。」と言い始めました!不思議に思って手に感覚を集中してみると…何か圧のような存在を手のひらに感じたので、患者さまに了承を得てからその手の感覚に委ねることにしました…。

 だいぶ割愛しますが、その患者さまは「なんだか楽になりました」とその日はお帰りになりました。仕事終了後には職場の同僚二人に、帰宅してからは妻に、その不思議な出来事を伝え、実験台になってもらいました。結果的に触っていないのにわたしは手のひらで何かを感じ、実験台になっていただいた同僚と妻も何かを感じていました。

 手のひらで何かの圧を感じたり、その圧が弱まったりするのを感じ、その感覚に委ねると…最終的には空、宇宙の方向、天に向かって手の平を向けて腕を伸ばしてバンザイするようなかっこうになることがわかりました。そしてそれと同時に受け手の方の身体の中にも何か変化が訪れます…。  (宇宙というワードもかなり怪しいですね…(;’∀’))
 そこまでわかってその日は終了として、その後もお二人ほどご理解がある患者さまに恵まれ、その方がおいでになる時は試行錯誤を繰り返していきました。

 そんなある日、プロゴルファーを目指す女子高校生の患者さまから連絡があり、遠征先で腰を痛めてしまったがどうすればいいか…と相談を受けました。その場はなんとか一般論的な提案で事なきを得たのですが、もっとその人に合わせた的確な提案は出来ないものか…と頭を悩ませました。
 

 その日の夜、ふと彼女のことを思いながら、おもむろに手を空中にかざして全身をイメージしてみると…、なんとアノ圧を感じるではありませんか…!?不思議に思って何日か同じようなコトを試してやってみました。するとある日は右肩あたりに圧を感じ、ある日は下腹部あたりに圧を感じました。数週間たって彼女が来院されたときに伺ってみると、ほぼ同じタイミングで右肩が痛んだり、おなかの調子が悪かったことがあったことが確認できました( ゚Д゚)

 今こうして自分で文章を書いていても怪しいんですぐにでもやめたいのですが(;’∀’)、信じられないような本当のことですので仕方ありません…。
 ちなみにわたしは手のひらで圧を感じ取りますが、こういった世界に精通?している人やそういった感覚が本来鋭い人は、色として見えたり、モノが見えたり、臭いで感じたり、手のひらにビリビリとしびれるように感じたりするようです。

 色々と学んで研究した結果、これらは全て科学的にも理由付けができるところまで解釈できました。
 結果的には量子レベルの話しで、世の中で目に見えないと言われるものが見えたり、感じることが出来ないと言われるものが感じられたりするものは、ほぼ全て共通してこの量子論で説明でき、ほぼ同じものを別の視点で感じていることと理解しています。
 

 量子とは素粒子ともほぼ同義で、すなわち物質の最小単位です。我々の身体は主に脂質とタンパク質、水という物質の集まりから成っていますが、たとえばタンパク質であれば20種ほどのアミノ酸の集まりで、ひとつのアミノ酸は炭素分子や水素分子などの集まりです。水素分子をさらに分解すると原子という構成体になりますが、原子より小さい単位の世界の学問が量子力学であったり量子論として論議されています。

 原子は陽子と中性子から成る原子核と、その周りにある電子から構成されていますが、それよりも小さい物質単位も数多く研究報告されています。物質に質量を与えるというヒッグス粒子というのもその一つです。でも、まだまだ不明なことの方が多いようです。

 量子コンピューターという単語を最近は良く見聞きするようになりましたが、LEDやスマホをはじめとする、現代のIT文明の発展にはこの量子力学の発展が寄与していることは疑いの余地がないようです。なかでも2022年にノーベル物理学賞を受賞した三人の博士が【量子もつれ】に関する研究において解明したことが、わたしの感覚にも大きく関係していると推測しています。

 詳しく説明すると壮大な内容になりますので割愛しつつ進めますが…それでもかなり長文になるかと思います…お許しいただき、興味のある方だけお読みください…。

 さて、我々の周りにあり、生きていくうえで欠かせない空気も無色透明な原子の集まりで、つまり今あなたの目の前にあるパソコンあるいはスマホと空気とあなたの間には何の境もなく、細かい原子がたくさん集まっているか、そうでないかだけの違いしかありません。

 ウチワであおいだり、ドライヤーのスイッチを入れると風が発生し、髪の毛がそよいだりしますが、あの現象も【風=空気の移動】という概念が無ければ、「え!?触っていないのに離れた髪の毛が動いてる!?」ということになるのです。そもそもウチワを仰ぐとなぜ風が発生するのでしょう?

 空気を構成する窒素や酸素、二酸化炭素などの分子(原子の集まり)が目に見えないだけで、物理的に押し出されているからに他なりません。ウチワには原子が密に集まっていて、空気は疎になり、髪の毛ではまた密になる。それだけのことなのです。

 そしてその原子の中の電子はふたつが対になっていると安定すると言われています。プラスとマイナスで落ち着くのです。不安定な原子が結びついて分子として安定します。

 ここからが【量子もつれ】の部分ですが、

 …対になっている電子はどちらかが右回りだったらもう一方は左回りに回転しているのが原則とのことです。そのペアを仮に別の箱に入れて遠くに離したとして…、ある一方の箱を開けて右回りだったとしたら、もう一方は左回りだった…というその原則は変わらず、その距離がどれだけ離れていても光より速い速度でその原則にのっとっているというのです。

 さらに、その箱を開ける、つまり観測しようとするその瞬間までその動きは決まっていない。という、常識ではわけのわからない世界が量子力学の世界では当たり前になっています。
 
 しかも、鉄は鉄にしか見えませんし植物の葉は葉にしか見えませんが、どちらも原子レベルでは、なんと…その違いは電子の数でしかないのです(*ノωノ)。原子より大きい物質の世界では絶対的に質が違うのに対して、原子より小さい世界では数によって質が異なるわけで、もう意味不明です…。

 また、

 原子レベルの物質が循環してこの地球と我々生命体は存続していることになるのですが、原子の寿命は何万年、何十億年とあるようですので、何億年前からずうっと同じ原子を使いまわしているわけです。生命も死んだら土に還り、あるものは微生物の餌となり、あるものは植物の栄養となって循環しています。日本人でしたら昭和以降はほぼ火葬ですから、大気中を漂い海となり雨となり風となります。

 つまり極端な例ですが…、太古のトリケラトプスの牙だった原子があなたの爪の一部になっている可能性も、聖徳太子が息を吸って血中に取り込まれた空気に含まれた原子と同じ原子を今あなたが息を吸って取り込んだ可能性もあるのです。

 ここまでをまとめますと、

・原子や素粒子は地球誕生以降ほぼ同じものが循環して成り立っている
・その中の電子は遠く離れていても光の速さよりも速く情報交換ができる。
・その情報は観測しようとしないと確認できない。

 ということです。

・さらに電子は光によってはじき出されたり、不安定な原子から電子が飛び出したり入り込んだりする現象もあるようです。

 つまり、わたしの中にあってあなたの中にもある、出生が同じだった電子を観測しようとわたしが試みた時、あなたの中に在る電子はその瞬間にわたしの中に在る電子と逆回りに一斉に回転するわけです。
 
 もし、それを感じ取れているのだとしたら…説明がつく! と

 わたしの中では鳥肌が立つくらい感動した発見だったのですが
 
 いかがでしょうか…(;’∀’)

 ちなみにわたしは量子力学については素人レベルですので専門的にはもっと違うというか、誤った表現もしているかもしれませんが…そんな感じ…と解釈してください…(;’∀’)。

 

 離れていて直接触っていない相手の状況を感じ取ることが出来ることを説明できましたでしょうか…。

 うーん…この投稿はマズいですね…(;’∀’) あまりに壮大で、紙面の関係上も、わたしの語彙力のなさもあって、うまく説明しきれていないかもしれません…( ;∀;)

 研究所においでになられたときに、興味がある方はお話ししますね!