今回は…身体のある部分を触れて、その皮膚の下にある筋肉や骨など、組織の動きを 感じ取ること…についてご説明いたします。
これは施術法というより検査方法ですが、身体快復研究所における施術法 SK-therapy の最大の特徴である、と言えます。
右手と左手で身体のある部位を触って、どちらかの手で まずは組織の動きを感じ取り、もう一方の手で また違う場所を触って、その瞬間の動きを感じ取ることで双方の関係性を判断していく【検査方法】になります。この方法を初めて知ったのは2008年頃、セラピスト向けの専門団体、フィジオ運動連鎖アプローチ協会の代表である山本氏が講義する施術関連のDVDを職場で閲覧した時でした。
いやいや、そもそも皮膚の下の組織が動くってことが意味不明…ということかと思いますが、当時わたしもまったく同じ印象で、まずそれを試してみようとも思いませんでした。ところが一緒にDVDを観た後輩がある日触って感じようとしているのを見て、焦って自分も触って感じてみようと試みたのが始まりです…。
まぁ最初はちんぷんかんぷんでした( ;∀;) 組織が動いていることがわかるまで、毎日触って2週間かかり、それがどのように動いているか確信が持てるまで2カ月かかりました
学術的な裏付けはないとのことですが、動いていることがハッキリとわかるようになり、次第に施術の効果にも反映し始めたので、その後は自分なりに工夫し、アレンジしながら1年ほどかけて今の検査方法のベースが完成しました。
わたくしなりにこの現象を解釈すると…
我々の身体は小さい細胞の集まりで、ひとつひとつの細胞は全身に60兆個前後あるとも言われています そしてそれぞれがほぼ水分で満たされており、それぞれが新陳代謝を行い、細胞分裂をしたり、古くなった細胞は崩壊し老廃物として排出されます。例えば皮膚であれば角質となって剥がれ落ちていきます。そして、それぞれが我々の意志とは無関係にその営みを日々進め、我々を生かしています。
鳥肌が立ったり、皮膚が赤くなったりする反応は意識してもできません。
しかし、そういった反応が【触る】という行為で発動します。それを感じ取るのです。
どういった反応で、どういった実感があるのか? そしてなぜそれが痛みや不調、バランスが崩れる原因を見つけ出す手掛かりになるのか
当研究所ではまずこの説明を簡単にさせていただきます。
是非 体験しにお越しください。