インソール作成とは?

 今回はインソール作成についてご説明させていただきます。
 

 インソールとは、靴の中敷きに1mm ほどのパッドなどをいくつか貼り付けることで全身のバランス調整を行なうことです。日本語では足底挿版(そくていそうばん)と呼ばれ、医療的には足底挿版療法ともいわれます。国内外で様々なインソール、インソール療法があり、身近なところでは、靴屋さんにシューフィッターという方がいたりすると、足型をとってそれにフィットしたインソールを作成してくれる、というのはご存知の方もいるでしょう。
 

 スキーやスノーボードのブーツの中敷きにこういったモノを入れるのも、ある程度のレベルにいる選手などの間では一般的らしいです。

 自分の足で型取りして、ぴったり合ったインソールを作ってもらう…。これは一見良さそうに感じますが…、ぴったり合っていても”補正”はしてくれないので注意が必要ではあります…。

 医療の分野で発展してきた日本のインソール作成のパイオニアとして、入谷 誠 先生が挙げられます。その方法は、入谷式足底板といって そのスジでは有名です。わたしが理学療法士になって数年後に目にしたある専門雑誌に、メジャーリーグへ移籍したプロ野球選手が掲載されており、その彼の言葉で「わたしは入谷先生の足底板がなければただの人ですよ。」と書かれており、驚愕したのを今でも覚えています。
 入谷先生は残念ながら2016年に他界されましたが、ご家族や多くの門下生がその想いを引き継いでおります。しっかりとした専門コース制度が在り、そのセミナーを修了した者のみ入谷式足底板を名乗ることが出来るようになっております。
 その他国内外問わずいくつもインソール療法があり、わたしもいくつか かいつまんで学んでみましたが、やはり入谷先生の理論がベストな気がします。
 
 ただ、もちろんその理論が頭の中にはあるものの、SK-therapy で実際にインソールを作成する場面では 【触って感じて見つける】 をベースに進めて行きます。

 我々は靴の中に小さな小石が入っていてもすぐに違和感を感じます。

 足の裏には全身を網羅した多くのツボがある、なんてことも言われておりますし、多くのセンサーがあると考えられています。また、人間が二足歩行で歩くうえで地面と接しているのは足の裏だけです。
 かかと部分が数mm高くなっただけでも、分度器をイメージしてもらえばわかるように
頭のてっぺんでは数cmの補正が必要になります。つまり、歩いて移動することをコントロールするうえで、神経生理学的な視点からも、力学的な視点からみても、最も重要な場所といっても過言ではないのです。

 足の裏の微調整で肩甲骨やアゴ、頭までバランス調整が可能です。

 そして、たった5mm四方の厚さ1mmのパッドひとつだけで、歩き方や痛みが変わるコトをその場で実感できます。

 さらに、インソールの最大の利点は、
 施術を受けなくても、
 体操などをしなくても、
 靴を履いているだけで

 身体のバランス補正がされる。というところです。

 是非 体感してみてください。